UQモバイルはau回線のみでドコモ回線はない理由

UQモバイルにドコモ回線が入ることがないのは、auとドコモがライバル関係にあるからです。

UQモバイルはMVNOでありながら、ソフトバンクの低価格ブランド「ワイモバイルブランド」同様、大手キャリアであるKDDIのサブブランドに近い存在となっています。

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UQモバイルは、auと同じKDDIグループの「UQコミュニケーションズ」という会社が提供する格安スマホです。

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UQモバイルはauの回線を利用しますが、同じグループであるため回線を「借りる」という概念はありません。

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大手通信会社から回線を「借りている」のがLINEモバイルやマイネオなどのMVNOで、回線を「共有している」のがUQモバイルやワイモバイルなどのサブブランドです。

UQモバイルは元々KDDIの子会社が2015年に開始したサービスですが、この時点ではKDDIも、auユーザー流出の恐れがあることから低価格ユーザー層の開拓には消極的で、UQモバイルのサービス内容もMVNOとしては平凡なものであったことから、存在感を示すことができませんでした。

しかし、その後は急速に低価格市場が拡大し、NTTドコモの回線を用いたMVNOや、ワイモバイルにauの顧客が奪われるようになってきたことから、KDDIも方針を大きく転換しました。

子会社をUQコミュニケーションズと合併することで、UQモバイルを軸に低価格ユーザーの獲得に力を入れるようになり、iPhone 5sの販売や量販店でのauスタッフとの販売協力など、KDDIがテコ入れを図ることで急速に契約が伸びてきたのです。

こうした背景から親会社であるauが、ドコモやソフトバンク系格安SIMへ顧客が流れていくのを危惧して子会社のUQモバイルのサービスに力を入れているのです。

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auからドコモ系の格安SIMへ顧客が流れるくらいなら、同じグループ内のUQモバイルに顧客が流れた方がグループとして顧客確保をできると考えるようになりました。

参考:KDDI株式会社

参考:au公式

UQモバイルキャンペーン

auはUQモバイルを全面的にバックアップ

KDDIがテコ入れを図ったことで、UQモバイルは端末調達やプロモーション、販売面などで優位になったことから、他のMVNOより群を抜く存在となっています。

そのことを象徴しているのが「スマホプラン」かけ放題オプションです。UQモバイルは、10分間の通話定額が可能な「かけ放題オプション」を提供するとしていますが、このプランは通常の音声通話の仕組みを用いて10分間の通話定額を実現しています。

実は日本のMVNOは、契約上音声通話に関して自由なサービス設計をするのが難しいのです。

それゆえIP電話やプレフィックスコールなど、特殊な仕組みを用いることで通話定額を実現していることから、定額通話を利用するとVoLTEによる高音質での通話ができないという弱点があります。

しかしUQモバイルはKDDIの協力もあってか、そうした特殊な仕組みを使うことなく通話定額を実現しており、VoLTEの高音質通話で定額通話ができます。

また、auのネットワークを用いたMVNOのSIM(mineoの「Aプラン」やIIJmioモバイルの「タイプA」など)では通常、iPhone のSIMフリー版iOS端末で利用すると、テザリングが利用できないという問題を抱えています。

しかしUQモバイルのSIMは、同じauのネットワークを用いてるにもかかわらず、iphone全機種でのテザリングが可能です。こうした点も、UQモバイルとそれ以外のMVNOとで、KDDI側の対応に差が見られるポイントとなっております。

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UQモバイルは音声通話を重視した「スマホプラン」を他のMVNOに先駆けて展開したり、型落ちながらも「iPhone 8」を正規に取り扱ったりするなど、他のMVNOとは一線を画す施策を次々と打ち出すことで急速に人気が高まりました。

参考:スマホプラン|UQモバイル公式

UQモバイルで使えないドコモ回線の特徴

ドコモ回線の格安SIMでは「4Gサービスドコモ Xi(クロッシィ)エリア」「3GサービスFOMAエリア」の2つが利用できます。

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FOMAとは第3世代通信規格である「W-CDMA」を利用したdocomoの通信サービスです。Xiとは第3.9世代通信規格に相当する「LTE」を利用したdocomoの通信サービスです。

都市部では高速なXi。郊外ではエリアの広いFOMA。2つのエリアに対応しているから、NTTドコモが提供するエリア内ならどこでもモバイルデータ通信が可能です。

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XiとFOMAは「スピードの違い」があります。Xiが新幹線、FOMAが在来線みたいなものです。

ドコモ回線は2つの通信網を利用できるのでエリアが広くなっています。つまり、電波が弱くなったり、圏外になったりするリスクが少ないです。

ドコモ回線は、高速通信が可能なXi回線と、スピードは落ちるが人口カバー率99%超と言われるFOMA回線を両方使えるので、
Xiが圏外になるとFOMA回線に切り替わるシステムとなっており繋がりにくいことが少ないです。

UQモバイルのau回線は4G LTEエリアのみで3G回線を利用できないので、4Gが利用できないエリアでは圏外となります。

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3キャリアの中でエリアはNTTdocomoが一番つながります。ドコモがつながらないとこはソフトバンクやauも基本繋がらないです。

参考:ドコモエリア

参考:携帯電話エリア整備推進検討会報告書

UQモバイルが使っているau回線の特徴

UQモバイルのau 4G LTE回線は、800MHzのプラチナバンドで人口カバー率99%超のサービスエリアを提供しています。世界遺産の軍艦島や屋久島、またキャンプ場など様々な場所で快適にご利用いただけます。

プラチナバンドは、電波が「回り込む」&「すり抜ける」からオフィス外や室内でもつながりやすく、山間部でより遠くまで電波が届いてつながりやすいです。

モバイル通信の電波は周波数が低い方が、遠くまで届きやすいという特性があります。そのため、Softbankの900MHzよりも低いUQモバイルの800MHzの周波数帯のほうが、少ない基地局で広いエリアをカバーできます。

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周波数が低いと回り込みができます。イメージは音です。音はある範囲内であればまんべんなく届きますし、壁が薄いと隣の部屋の声が聞こえるように、やや透過性もあります。

また、UQモバイルのプラチナバンドと呼ばれる800MHz帯の電波は、携帯電話で使われている他の周波数帯(1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯)に比べ、空気中の水分などによる影響を受けにくいため、コンクリート壁を透過しやすく、ビルの内部・建物の陰になっている場所にもよく届きます。

UQモバイルはプラチナバンドでも、ソフトバンクが使用できない800MHz帯を提供している強みがあります。

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携帯電話で言うと、2GHzに比べて周波数の低い800MHzはビルや建物を回り込んだり、ある程度は透過するため電波が入りやすいのです。また、基地局から届く電波の範囲も広いため、山岳部などでもひとつの基地局がカバーできる範囲が広く通信事業者の負担も少なくで済みます。

参考:auエリア

参考:プラチナバンド|KDDI株式会社

参考:人口カバー率99%超でつながるエリアが広い|au公式

UQモバイルのau回線とドコモ回線の違いは?

ドコモ回線とau回線は両方とも電波の提供エリアは広く受信力も同等レベルです。

都市部や市街地などで大きな差はみられませんが、観光地や田舎などで利用する場合3G回線も利用できるドコモ回線の方が受信力が強いです。

例えば、山間部でドコモを使っている人は電波が届き、auを使っている人は圏外になるケースも珍しくありません。電波が入りにくい田舎や山間部ではドコモ回線が優勢です。

通信速度に関しては、au回線を使っているMVNO業者が少ない為、圧倒的にau回線の方が速いです。ドコモ回線は利用する業者によって速度が大きく左右されます。

そういう意味で、ドコモ回線は速度の保証はないといって良いでしょう。

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docomoの回線はアンテナ基地局が少ない山間部を含め、広い範囲で電波を受信ができ、良い評価を得ています。

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auの回線の強みは、docomoと同じくらい電波の受信が良く、VoLTEが使えるため、音声通話の音質がとても良いことです。

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auの回線は3Gが使えない短所がありますが、docomoと電波の受信の良さにさほど違いがありません。さらにVoLTEを利用できるため、音声通話の音質が非常に良いのです。

参考:auのネットワークについて

参考:au VoLTE(ボルテ)

参考:平成30年度 携帯電話・全国BWAに係る電波の利用状況 … – 総務省