iPhone 12シリーズは、全モデルが5G対応かつ有機ELディスプレイ搭載との予測となっています。

2020年3月に5Gに対応スマホが発売されたので、iPhone 12の5G対応はほぼ間違いないでしょう。

iPhone 12 Proは高速通信に優れた28GHz帯のmmWave(ミリ波)と、電波を遠くに飛ばすことができる6GHz帯(Sub-6)を使った5Gを採用し屋外・屋内ともに繋がりやすくなります。

iPhone12は5G対応・非対応?2021年に持ち越しはない?

Appleは当初Qualcommと特許において訴訟合戦となりましたが、その後両社和解しました。

5Gモデムチップの開発は、その訴訟の影響もあって開発が遅れているとされていました。

現在はQualcommと和解していますので、iPhone 12では、Qualcomm製の5Gモデムチップが搭載されるのは間違いないでしょう。

アップルはクアルコムの特許使用料の請求額が不当に高いとして約270億ドルの損害賠償を求め提訴していました。

アップルに対抗し、クアルコムは米国内外で知的財産侵害の訴えを起こすなど2017年以降、米国内外で訴訟合戦に発展。

アップルは2018年秋に発売したiPhoneの最新モデルでクアルコムを外し、インテルから調達するなど製品開発で影響が出ていました。

訴訟のあおりで、アップルは次世代の高速通信規格「5G」戦略でも出遅れていました。

クアルコムと電撃的に和解したことで、クアルコムのチップを搭載した“iPhone 5G”が、それほど後れを取らずに出てきそうです。

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iPhone12の5G対応はSIM差し替えで使える?

iPhone12-5G

5G対応のiPhone12はSIMの差し替えだけでは5Gは利用できません。

5Gサービスの提供を行っているキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)のいずれかと5Gプランの契約が必要です。

現在この4社以外での5G提供は予定されていないため格安SIMのUQモバイルなどを利用している場合、キャリアへの乗り換えも必要になります。

iPhone12シリーズ全て5G対応

iPhone12-5G

iPhone 12は以下のような4機種がリリースされます。

・5.4インチiPhone 12:OLEDディスプレイ、デュアルレンズリアカメラ、5Gサポート
・6.1インチiPhone 12:OLEDディスプレイ、デュアルレンズリアカメラ、5Gサポート
・6.1インチiPhone 12 Pro:OLEDディスプレイ、トリプルレンズリアカメラ、高速5Gサポート
・6.7インチiPhone 12 Pro Max:OLEDディスプレイ、トリプルレンズリアカメラ、高速5Gサポート

iPhone 12シリーズのうち上位2モデルは高速5Gに対応します。

iPhone12シリーズ5G対応価格

iPhone12-5G

Jon ProsserによるとiPhone 12シリーズの価格は、

・iPhone 12(5.4インチ)が649ドル
・iPhone 12(6.1インチ)が749ドル
・iPhone 12 Pro(6.1インチ)が999ドル
・iPhone 12 Pro Max(6.7インチ)が1,099ドル

日本での販売価格に直すと、

・iPhone 12(5.4インチ)が約72,800円
・iPhone 12(6.1インチ)が約84,000円
・iPhone 12 Pro(6.1インチ)が約112,000円
・iPhone 12 Pro Max(6.7インチ)が約123,300円

iPhone12は5G対応で高速化

iPhone12-5G

5Gの最高伝送速度は毎秒10ギガビットと現行の第4世代(4G)の100倍です。

通信速度が向上することで送信・受信を行う際の遅延が短くなり、リアルタイムのデータ送受信を実現します。

2時間の映画なら3秒でダウンロードできるようになります。そうすると4Kや8Kの高精細映像の送受信もスムーズになります。

iPhone12は5G対応しても恩恵を受けられない?

iPhone12-5G

iPhone12シリーズがリリースされる2020年9月までにどのくらい高速5G網が整備されるか不透明です、

iPhone 12 Proの高速5Gについては都市部を超えてエリアが広がらない懸念があります。高速5Gのエリア拡大が難しい原因は、この通信規格に使われる電波の性質にあります。

5G通信規格には電波周波数が6GHz未満のsub-6と、28GHz帯を使うミリ波があります。

高速5Gに使われる電波はミリ波ですが、この電波は大容量の通信を可能とする反面、降雨には電波が減衰してしまうので長距離の伝送には不向きという性質を持っています。

こうした性質により、長距離伝送が避けられない都市部以外の地域に通信エリアを拡大することが困難です。

日本の地方在住者が高速5Gに対応したiPhone Proを購入しても、高速通信の恩恵を受けられない可能性が高いです。高速5G網の整備が遅れた場合、日本の地方在住者がiPhone 12上位2モデルの購入する意味が5G高速化という意味ではなくなります。

iPhone12ミリ波超高速通信モデルはアメリカ限定?

iPhone12-5G

iPhone12の5Gは、「ミリ波」「サブ6GHz」それぞれに対応したモデルが日本でも発売される予想です。

しかし、ミリ波のiPhone12に限り2020年12月もしくは2020年1月にずれ込む可能性があります。

周波数はサブ6GHz帯(Sub-6)とミリ波帯(mmWave)の2種類があります。日本ではサブ6には3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波には28GHz帯が割り当てられています。

ミリ波は、サブ6に比べて電波の指向性が高いです。低い周波数に見られる電波が回り込むという特性がなく、通り抜けにくい性質があります。

「Sub6」

「Sub6」とは、6GHz未満の比較的低い周波数帯のことです。

実質4G周波数の延長として利用でき、エリアを広くカバーするのに適しています。国内では「4.5GHz帯」と「3.7GHz帯」が割り当てられており、ドコモとKDDIがそれぞれ200MHz幅、ソフトバンクと楽天はそれぞれ100MHz幅を利用します。

「ミリ波」

「ミリ波」は、30GHz〜300GHz帯を指します。

ただ、厳密な区分けではなく、日本で5Gに使われる28GHz帯もミリ波と呼びます。

特徴は、「Sub 6」に比べて周波数が高いことです。電波は周波数が高いほど直進しやすく、障害物の影に回り込む性質が弱くなります。また、大気中の水蒸気や降雨で減衰しやすく、広いエリアをカバーする用途には向きません。