格安SIMを選ぶ上で重要となる通信速度

現在、格安SIMはLINEモバイルやDMMモバイルや楽天モバイルなど多数存在しています。その中で自分に合った格安SIM1社を決めるのは大変なことです。

これまで格安SIMを選ぶ1つの基準となっていた料金プランも、その差は10円~数百円と大きな差はないため料金だけで格安SIMを決定することはできなくなりました。

そこで格安SIM選びの大きなポイントになるのが「通信速度」です。通信速度といっても各社が理論値として記載している150Mbpsや225Mbpsといった画一的な速度ではなく、実際に測定した速度です。

スマートフォンやタブレットなどで通信する際に、速度が速ければその分表示速度が速くなりインターネットを快適に通信することができます。

スマホで何を主にするかと言えばネットになりますので、ネットの速度が速いのか、遅いのかという点は最重要視すべきポインちになります。どれだけ月額料金が安くても速度が遅ければ快適に通信できず、使い勝手が悪く安物買いの銭失いになってしまいます。

通信速度の上りと下りとは?

インターネット回線で重要になってくるのは、アップロード(上り)ではなく、ダウンロード(下り)です。

インターネットのページの読み込みが遅い、YouTubeの動画が途中で止まってしまう、などスマホでストレスを感じる原因は下り(受信)速度が遅いためです。

そのため、格安SIM選びで下り速度はとても重要で、通信速度を見る際は必ず下り通信速度がどれくらい出るのかを確認することが基本となります。

アップロード(上り)とは?

アップロード(上り)は、携帯電話からインターネット上へファイルを転送する際の通信を意味します。

英語ではアップロード(upload)やアップストリーム(upstream)と表す場合もあります。誰かにメールを送信したり、SNSやブログに写真を投稿したりする行為は上りに該当します。

上りはこんな時です。

  • 撮影した動画をyoutubeへアップロードする
  • 撮った写真をフェイスブックやツイッターにアップロードする

ダウンロード(下り)とは?

ダウンロード(下り)は、インターネット上からファイルを携帯電話に受け取る際の通信を意味します。

英語ではダウンロード(download)やダウンストリーム(downstream)と表す場合もあります。インターネット上からファイルを受信したり、ホームページを閲覧したりする行為は下り(ダウンロード)に該当します。

インターネットの利用者は下りを利用する機会が多いため、通信事業者によって設定されている通信速度は上りよりも下りの方が速めです。

下りはこんな時です。

  • ウェブページの表示する
  • YouTubeの動画を再生する
  • ゲームの読み込みをする
  • アプリのダウンロード

通信速度の単位「Mbps」とは?

Mbpsとは、「megabit per second」の略であり、通信速度の単位です。主にインターネットの通信速度を示す単位として使われ、1秒につき何ビットのデータを送信できるかで表現されます。

1MbpsはKbpsの1000倍、bpsの100万倍にあたります。

たとえば通信速度1Mbpsであれば、1秒間に英数字で約13万文字、日本語だと6500文字を送受信できることになります。

データ速度は1秒間にどれだけのデータを転送できるかをMbpsで単位として表し、数値が大きければ大きいほど速度が速いことになります。

「Kbps」はKiro bite per secondの略語で、読み方は「キロ・ビーピーエス」と読まれます。

単位換算は「1 kbps =0.000125 MBps」です。単位を逆にすると「1 Mbps =125 kBps」になります。UQモバイルの通信のデータ高速プランや「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」「データ高速プラン」の速度が「最大225Mbps」ですが、「Kbps」にすると「225 Mbps =28,125 KBps」です。

UQモバイルでは、データ無制限が受信最大500kbpsとなっており、データ高速プランや「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」「データ高速プラン」の受信最大225Mbpsより速度単位が小さいのが分かります。

データ無制限が受信最大500kbpsと「キロバイト」単位なので、現在のUQモバイルプランの中では通信速度が一番遅いということになります。

例えば、100Mbpsと表記されていた場合は、

100Mbit(メガビット)のデータを1秒(ps、per secondの略)で転送できるということになります。

1M(メガ)は数値の単位で1,000,000(100万)を意味します。よって、100Mbitは1,000,000 × 100 = 100,000,000 bit(1億)になります。

1M(メガ)を1,000倍すると1G(ギガ)になります。

プラン月額料金データ容量通信速度
データ高速プラン980円3GB受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
データ高速+音声通話プラン1,680円3GB受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
データ無制限プラン1,980円無制限受信最大500kbps
データ無制限+音声通話プラン2,680円無制限受信最大500kbps
おしゃべりプランS2,980円(1年間は1,980円)2GB/月(2年間は3GB/月)受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
おしゃべりプランM3,980円(1年間は2,980円)6GB/月(2年間は9GB/月)受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
おしゃべりプランL5,980円(1年間は4,980円)14GB/月(2年間は21GB/月)受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
ぴったりプランS2,980円(1年間は1,980円)2GB/月(2年間は3GB/月)受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
ぴったりプランM3,980円(1年間は2,980円)6GB/月(2年間は9GB/月)受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
ぴったりプランL5,980円(1年間は4,980円)14GB/月(2年間は21GB/月)受信最大225Mbps
送信最大25Mbps

スマホで動画を閲覧したりネットサーフィンをしたりする場合は、10~30Mbps程度の通信速度があれば、ストレスを感じることなく使えます。メールを閲覧したりブログを更新したりする場合は、1~10Mbps前後あれば十分です。

UQモバイルの通信速度は遅い?

UQ mobileの速度はサービス開始から現在まで常に安定して、高いクオリティを維持しています。KDDIとの直接接続が可能な2GHzの基地局を持っているのが大きいです。

UQモバイルはWiMAXの本家でもあるUQコミュニケーションズと同じ会社になります。親会社がKDDIということもあり、通話品質の高さと実効速度は格安SIMの中でもトップクラスと口コミでも評価が高いです。

格安SIM通信速度比較

2017年2月朝(9~10時)昼(12時~13時)夕(17時~18時)全日(1日平均)
通信速度下り上り下り上り下り上り下り上り
楽天モバイル9.25.24.75.55.75.06.55.3
mineo(au)
43.64.90.65.118.74.720.94.9
mineo(docomo)6.94.00.68.29.66.65.76.3
IIJmio9.35.31.66.35.74.55.55.3
OCNモバイル9.84.92.111.15.87.25.97.7
イオンモバイル15.49.63.010.24.78.47.79.4
UQモバイル42.15.134.65.526.54.334.45.0
FREETEL SIM6.34.72.57.06.86.85.26.2
DMMモバイル9.34.50.66.54.46.24.85.8
BIGLOBE SIM17.16.60.49.42.85.56.77.2
LINEモバイル10.54.74.98.48.25.07.96.0
Y!mobile21.48.815.711.912.711.616.610.8

箱ひげ図:主要3都市格安SIMサービスのダウンロード速度

モバイル調査研究機関のMMD研究所が2017年2月に主要3都市(東京、名古屋、大阪)の「格安スマホ通信速度調査」を実施したところ、UQモバイルは格安SIMの中でトップクラスの通信速度が出ていることが分かります。

上りと下りで表示されているのは、上りが通信速度を表しており、メールの送信やファイルのアップロードの基準となっており、下りはダウンロードのスピードでメールの受信やウェブページ閲覧や動画視聴の際に基準となります。

格安SIM各社の上りと下り速度が最大値として表示されているのは、回線で提供される最大速度になります。実際の動作環境により左右されるため、その最大値は必ずしも保証されたものではありません。

重要とされる下り(受信)速度の1日平均は、UQモバイルが34.4Mbpsと断トツで速いです。本家au並みの速度が出るとも言われています。2位のmineo(au)20.9Mbpsと13.5Mbpsの差があります。

格安SIMの通信速度が一番遅くなる12時でも34.6Mbps、と速度を安定して出し続けていますので、お昼休みにYoutubeを見ることも可能でしょう。YouTubeを1080pの高画質に設定して再生しても、普通に止まらずに再生できます。

お昼時に通信速度が遅くなるというのはお昼休みになると誰もが一斉にスマホを使うため、回線が一気に混雑してしまうからです。

ネットサーフィンは画像や広告が多いサイトでもストレスなく開けます。

このようにUQ mobileの速度はとにかく速いのですが、ただ速いだけではなく全ての時間帯で安定して速いです。普通の意格安SIMは混雑時はモバイル回線の利用者が急激に増え、その回線でデータが流れにくくなって速度低下する時間帯というものがあります。

主にお昼休みでネット利用がピークになる12時30分前後、そして帰宅時間から就寝時間までの時間帯(17時~23時)は、回線の混雑度が強まって速度の低下が起こりますが、UQ mobileは、こうした時間帯でも速い通信環境が整っております。

格安SIMの平均的な速度は、10Mbps前後ですのでUQモバイルが他社の格安SIMと圧倒的に差をつけています。

格安SIMは時間帯や日によって速度に大きくバラつきがあり、キャリア回線で30Mbps以上出ている時でも格安SIMは1Mbpsを切ることがよくありますが、UQモバイルは1日平均34.4Mbpsと、他の格安SIMに比べ非常に優れているといえます。

スマホでの利用ならば、10Mbps前後の速度が出れば十分に快適に使用可能です。高い回線品質と速度を安定的にキープしているUQモバイルは通信速度面が優れているので安心です。

しかもUQモバイルは公式には未公表であるものの、500kbpsの無制限プラン、3GB回線の速度規制時(200kbps)には、最初の数秒間だけ「バースト転送」が機能していることがあります。

重くないWebサイトならばバースト転送機能が働いてる間に読み込めますので、快適にスマホでインターネットを楽しめます。

格安SIMアワード2016でUQモバイルは最優秀賞

UQモバイルは、スマートフォン向けの通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」の運営元の株式会社イードが主催した「格安SIMアワード2016」において2015年に続いて2年連続で、通信速度部門で最優秀賞を受賞しました。

これは、株式会社イードが提供するスマートフォン向け通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」のユーザー調査において、UQ mobileが他のMVNOサービスと比較して通信速度に関する満足度が最も高いとの評価をいただいたものです。

「格安SIMアワード」とは、株式会社イードが提供している通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」のユーザーを対象にMVNO(格安SIM)の満足度のアンケートを行い、MVNO(格安SIM)の「通信速度」、「コストパフォーマンス」、「ブランドイメージ」、「利用サポート」、「総合満足度」の5部門について、上位を発表・表彰する調査です。

RBB SPEED TESTとは、パソコンの通信速度を測定するWebサービスとしてスタートしました。2012年には蓄積したノウハウをもとにスマートフォンアプリの提供を開始しました。

URL:http://speed.rbbtoday.com/

2016年7月31日 時点で累計約150万ダウンロードを記録しています。またWebサイトでは測定データの各種ランキングや通信関連のニュースなど、速度測定以外のコンテンツも拡充しています。

家電や電波のオタクに対して実施した調査になりますので通信速度へのこだわりの強い玄人にも認められた結果といっていいでしょう。

全国主要5都市の平均ダウンロード速度(MVNO上位7社)でも良好な水準を確保しています。

UQ mobileの特殊な立ち位置

UQモバイルは、MVNOの中でもかなり特殊性があります。UQモバイルは元々KDDIバリューイネイブラー(KVE)という事業者によって運営されていたMVNOです。このKVEはKDDIが株を100%所有する完全な子会社でした。

キャリアの子会社がMVNOとして格安SIMを提供するということで、形態は異なる部分がありますが、SoftBankとY!mobileの関係性にも似たような立ち位置で提供が開始されました。

UQモバイルは発足当初、料金プランも少なく機能性も良くなかったので評価は低い状態にありました。しかし、次第に料金プランの安さよりも速度が速い方が大事なポイントというユーザーの求める点が広がりをみせる中でUQモバイルの評価はぐんぐんと上昇していきました。

UQモバイルは、格安SIMに参入当初からau本家の通信回線に劣らないほどの、素晴らしい通信速度でしたので、速度が速い安定したMVNOとして非常に高い評価を受けるようになりました。

UQ mobileは、料金が高いキャリアのau回線と同じような速度で使えるのに、980円という安い月額料金で使えることがユーザーには大いに受けたのです。

UQモバイルの通信速度が速い理由としてはUQ mobileの運営会社がKDDIの子会社であることと、UQ mobileの通信がauの回線と同じIP、接続経路になっていることが挙げられます。

つまりUQ mobileはMVNOという形ではあるものの、ほぼauの別会社の回線という特殊さになっています。このため普通にdocomoとは関係のない事業者が運営しているMVNOとは異なり、速度面は抜群に優れているのです。

UQモバイルは全国どこでも繋がりやすい

UQモバイルはauの4G LTE対応の800MHz帯のプラチナバンドを利用しているため、全国どこでも安定して繋がりやすいです。

都心から離れた田舎や、山や森の中などの場所によって電波が届きづらいところでは、一時的に圏外になったり、通信速度が著しく遅くなったりすることがあります。

しかし、UQモバイルは他の格安SIMと比較しても、そのような環境で安定通信できます。格安SIMサービスにおいて、電波が安定して繋がり、通信速度が早いことは、大きなメリットになります。